「牡丹と薔薇」最終回を見た

んつーか・・・、「壮絶」というか最後までムチャクチャ。
前回のあらすじ:ぼたんが腎臓病になって、香世が腎臓提供。腎移植は成功する。しかし、網膜剥離だった香世は失明してしまう。



・最終回のあらすじ&ツッコミ
療養のため、ぼたんと香世は信州の別荘で二人だけで暮らし始める。
病み上がりと目が見えないコンビで、山の中で急病になったらどうするつもりだったんだろう。



半年後。なぜか酒の席のノリで、ぼたんと香世の家族5人で一緒に暮らすことになり、由岐雄(香世の旦那)と麗香(ぼたんの娘)は別荘に迎えに行く。
半年間全く連絡取ってないのに、「大丈夫」とかいって放っておくのは家族としてどうなんだ。
このドラマ、主人公始め女性陣はムチャクチャなのばっかだけど、男性陣もムチャクチャな人たち(というかある意味バカ)多すぎ。



ぼたんまで失明してた!

その上、迎えに来た旦那と娘に向かって、
「私達は二人だけでいるのが幸せなんだから邪魔すんな。」と同居を拒否!一生二人きりで暮らしていくことを宣言。
さらに、
「私はもう母親にはなれない」と。そりゃあアンタは愛する香世と二人でいられれば満足なんでしょうけど、娘の気持ち考えろや。
麗香ちゃんグレちゃって、本当に
香世ばりのキ●ガイに育っちまうぞ。大体、お前らこの間まで娘取り合って金属バットまで持ち出して争ってたんちゃうんか。そりゃ由岐雄じゃなくても「なんなんだ、コレは・・・!」って思うわな。
ちなみに、見た感じ杖以外に家の中に眼の悪い人が使うようなものが全くなかったのですが、どうやって暮らしていくのでしょうか。

ちなみに由岐雄の予想によると、
「ぼたんは香世と同じ状況になるために、針で自分の目をついて失明したんじゃないか。」とのこと。
そんなトンデモないことを
「あるかもしれない。というか、そうに違いない!!!と思わせるあたりが、このドラマ(いうかトンデモな主人公二人の)スゴいところ。

雪原の中を二人、手を繋いで歩いていくぼたんと香世。
もちろんバックに流れるのは、“洗脳曲”としてもおなじみの
『牡丹と薔薇』!

「♪ぼーたんとば〜ら〜はー、どーちらがきーれ〜ぅい〜、いーろあざやーか〜に、さーきみだれーるよ〜」
どうでもいいですが、この歌、
カラオケになったそうです。

ラストシーン。夕焼けに向かって一言。

「夕焼けね。真っ赤な赤、だいだい色、薄いピンク色・・・。綺麗というよりも厳かな感じ」



え〜と・・・、一言いいですか?

お前ら眼が見えないんじゃないのかよ!!!
香世は明暗の判別もできないはずだぞ。
「失明しても時間概念は分かるだろうけど、正確な夕焼けの時間は何故わかったんだ。」「山道を杖一本で歩いて遭難しないのか?」など様々な視聴者の疑問とツッコミに答えるわけでもなく、淡々と終了。


最後の最後までバカルディ三村ばりのツッコミが満載のドラマでした。
下手に中途半端なドラマよりも、ここまでやってくれた方がエンタメ的に面白いですけどね。
たぶん「プライド」よりは遥かに面白かったと思いますよ(その分エラく疲れますが)。


戻る